共通する手順は、年・通貨・額面を確定すること
最初に、いつの、どの通貨で、いくらかを確認します。和暦は西暦へ直し、銭などの補助単位は円へ直します。海外の資料ではドル、ポンド、フランなど通貨の取り違えにも注意します。
次に、その金額が給料、貯金、商品価格、家賃のどれかを記録します。本サイトへの入力は同じでも、結果を読むときに用途ごとの条件が必要になるためです。
- 年月:昭和40年なら1965年のように西暦へ統一
- 通貨:円、ドル、ポンドなど当時の単位を確認
- 額面:月額か年額か、税込みか税抜きかを確認
- 用途:給料、貯金、商品、家賃など元の意味を残す
金額の種類に合わせて、結果の見方を変える
給料を物価で調整すると今ならどの程度かを考えられますが、税、社会保険、労働時間、福利厚生までは反映しません。貯金は、利息や運用益を除いた元本を今の物価に直して見ます。
商品価格や家賃は、物価全体と異なる動きをすることがあります。このサイトの結果は大まかな比較に使い、同じ商品・地域の実際の価格が見つかる場合は併せて確認します。
| 元の金額 | この計算で分かること | 別に確認すること |
|---|---|---|
| 給料・年収 | 今の物価に直した金額 | 手取り、労働時間、職種 |
| 貯金 | 元本を今の物価に直した金額 | 利息、運用、口座制度 |
| 商品価格 | 物価全体との比較 | 品質、容量、同種商品の実価格 |
| 家賃・住宅 | 生活費全体で見た目安 | 地域、広さ、住宅相場 |
| 小説・映画の金額 | 場面の金銭感覚 | 舞台の年、国、人物の所得 |
比較条件を文章で残すと誤解が減る
結果を共有するときは、「1965年の1万円は、今の物価で見ると約○万円」のように、元の年と金額、今の物価で比べた目安であることを一緒に書きます。「昔の1万円は○万円」と年を省くと、別の時期にも同じ数字が当てはまるように見えてしまいます。
家族史、地域資料、創作の時代考証では、計算した金額だけでなく、当時の代表的な商品価格や給料も一つ添えると、数字の意味が伝わりやすくなります。